最も丈夫な水草の一つであるアヌビアス・ナナ。育成のポイントやコケ対策、レイアウトでの使い方をご紹介します。
学名 Anubias barteri var.nana 分布 アフリカ 用途 活着 育成難易度 とても容易 光量 低 水温 20〜30℃ PH 5.0〜7.5 肥料の要求度 少 Co2 不要 底砂 不要
育成
アフリカを原産とするサトイモ科の水草。水草の中でも最も丈夫な種の一つ。低光量で育成でき、CO2、肥料も不要なため、初心者にお勧めです。石や流木に活着する性質から敷き砂も必要とせず、魚がメインのベアタンクでも使用さています。
光量
アヌビアスは非常に少ない光でも育成でき、水槽サイズに適合した鑑賞用の照明ならどれを選んでも大丈夫です。光が強すぎてもコケが生え易くなってしまいます。
近年普及が目覚ましいLED照明もお勧めですよ。
使い方・増やし方
購入したアヌビアスを活着させるには、まずポットから取り外し、生えている根を切り落としたら、ビニール帯、糸、輪ゴムなどで固定します。
最初に生えている根は活着する性質が無く、新たに生えてくる根を利用します。根を切り取られたアヌビアスからは、1週間程で根が伸び始め、2週間程度で活着するはずです。
アヌビアスは茎を横方向へと伸ばしながら成長するので、2cm程度に切り分けて増やす事が可能です。
レイアウト例
http://tropix.soreccha.jp/d2012-10.html
アヌビアス・ナナは、石や流木に活着さる使い方が一般的。組み合わせた流木の根元や切断面を隠してくれる。
コケ対策
アヌビアス類は葉が固いため、糸状コケ、ヒゲコケが付着しやすく、予めヤマトヌマエビやサイヤミーズで予防する事が肝心です。酷くコケが付着してからでは除去も困難なので、その様な葉は早めにカットしましょう。
葉数が少なくカットしたくない場合、木酢液の原液を霧吹きで吹きかけ、2分経過したら水槽に戻します。コケが赤くなって入れば死滅した証拠で、エビが楽々食べてくれる状態なっていますよ。
|
|
生物兵器でアヌビアスの天敵、茶ゴケ&ヒゲゴケを対策!。