ベルリンシステムの立ち上げ方法

出典 http://tatutarou.blog26.fc2.com
ベルリンシステムの始め方に引き続き、こちらの記事では、ベルリンシステムの立ち上げ方をご紹介します。

海水の用意

水槽設備の準備が整ったら、海水を作り飼育水の循環を開始します。人工海水が溶けきり、比重が1.023〜1.025の間になってから丸一日そのまま水を回しておきましょう。

ライブサンドを投入

ライブサンドを3〜5cm程の厚みで敷きます。口を開けたサンドの袋を底へゆっくりと沈て、水底に優しく砂を広げ、定規でならします。水が濁り細かい塵が出るので、最初だけは、ウールマットを使用した方が早く濁りが治りますよ。

プロテインスキマーがオーバースキミングしてしまう事もあるため、様子を見ながら稼働させるか、濁りが治るまで1〜3日止めておいても構いません。
その後は1週間水を回します。

ライブロックを投入

いよいよレイアウトの作成に入ります。まずは、ライブロックが投入出来る環境か確かめる為に、水質を測定しましょう。ライブロックには、バクテリアの他にも、様々な生物が付着しており、アンモニア、亜硝酸が検出されている水槽に導入してしまうと、表面の生物層が死滅し、水質を悪化させてしまう事になり兼ねません。

アンモニア、亜硝酸の試薬を使用して、双方検出されない事を確認します。検出される場合には、半分水替えをし、2〜3日様子を見て下さい。アンモニア、亜硝酸が検出されなくなったら、ライブロックを投入し、レイアウトのベースを作成します。
ライブロックが組み終わったら、また1週間程度は水を回しておきましょう。

再度、アンモニア、亜硝酸を測定して検出されなければ、次は硝酸塩を試薬で測定します。硝酸塩は、アンモニア→亜硝酸→硝酸塩と、アンモニアが最終的に分解されて蓄積する物質です。立ち上げ当初は、ライブロックに付着した生物が、少なからず死滅することによって、アンモニアが多く発生し、最終分解物である硝酸塩が蓄積してしまう場合があります。

硝酸塩が5ppmを超える場合には、半分の水替えを行って下さい。ベルリンシステムが立ち上がった後では、還元作用によって、硝酸塩は殆ど蓄積しなくなりますよ。

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最終確認

水質が、サンゴを飼育する事が出来る状態か、最終確認をしましょう。

水温 24〜26℃
比重 1.022〜1.025
PH 7.8〜8.8
アンモニア(NH3) 0
亜硝酸(NO2-) 0
硝酸塩(NO3-) 5ppm以内

上記の水質なら、飼育の容易なサンゴなら入れても大丈夫です。

サンゴを入れてみよう

遂に、サンゴを水槽に入れる日がやって来ました。日常管理に慣れるまでは、飼育しやすい「ソフトコーラル」から、飼育を初めるのがお勧めです。サンゴを入れから、照明の点灯も開始します。

水質の悪化、変化に強い、ディスクコーラル、スターポリプ、マメスナギンチャクがお勧めです。

飼育の難しいサンゴは、立ち上げから2〜3ヶ月は様子を見た方が良いのですが、以下の水質を保てるようなら、もっと早く導入しても良いでしょう。

水温 24〜26℃
比重 1.022〜1.028
PH 8.1〜8.5
アンモニア(NH3) 0
亜硝酸(NO2-) 0
硝酸塩(NO3-) 2ppm以内
リン酸(PO4-3)0.05 mg/L以内
カルシウム(Ca2+)350〜450 mg

日常の管理

水替え
比重の計測
水質測定
微量元素の添加

水替え

ベルリンシステムは水替えの頻度が少なくて済むため、硝酸塩の蓄積具合か微量元素の不足など、水質をチェックして水替えを行います。

中には足し水と微量元素の添加のみで3年以上水替えを行わない水槽も存在しますが、添加剤のみでの水質維持にはノウハウを必要としますから、定期的な水替えを行うようにしましょう。
水替えは全ての微量元素を過剰添加になる事なく安全に供給出来ます。

比重の計測
比重は蒸発により徐々に上がってしまうため、1.028を上限に足し水で下げるようにしましょう。

水質の測定
以下の水質を基本に、水替えの他、各種添加剤を利用し維持します。

水温 24〜26℃
 比重 1.022〜1.028
 PH 8.1〜8.5
 アンモニア(NH3) 0
 亜硝酸(NO2-) 0
 硝酸塩(NO3-) 2ppm以内
 リン酸(PO4-3)0.05 mg/L以内
 カルシウム(Ca2+)350〜450 mg/L

この他にヨウ素の添加も必要で、サンゴの生態機能を維持するのに重要な元素ですが、プロテインスキマーにより除去され易く、水槽内では枯渇しやすい傾向にあります。ヨウ素が不足すると、退色や

この他に、ストロンチウムなどがありますが、最初はサンゴの量も少ないので、水替えを行う事で供給できますよ。

その他

サンゴが増えてくると、水替えや添加剤だけでは、カルシウムやKHなど、水質の維持が出来なくなるので、後々、カルシウムリアクターの導入も検討しましょう。カルシウムリアクターを使用すると、適度な水換えとヨウ素の添加で、安定した水質でサンゴを飼育できます。

夏場は、水温対策に観賞魚用クーラーも必要になりますよ。

ベルリンシステムは、しっかり立ち上げれば、驚くほど簡単にサンゴの飼育が出来てしまいます!。ベルリンシステムをお試してみて下さいね。

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